100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

2/12 パッセン会議@UDXシアター


前から会議はやりたかったが、去年の夏からユニバから話がきてたので、やるならユニバも同席できる形で実現しないと意味の薄いものになってしまうという理由で今まで行わなかった。

そもそものコンセプトとして、プラチナムにアイドル育成のノウハウがないのもあって「ファンと一緒につくるアイドル」というコンセプトでぱすぽ☆は始まった。その他のコンセプトとして「10年続ける」「ロック、最終的に楽器を持った形で完成形とする」というものがある。まずこの点について質問、意見を。



10年というのは今のメンバーで10年続けるのか、それとも何がしかの新陳代謝がある前提なのか確認したい。

A林
メンバーの意思が大事。10年続けていく中でメンバーが続けていく意思があるかどうかが問題になる。また、楽器を取りいれた体制の実現に向けて、今の10人だけで是が非でもというようには考えていない。



最終的に楽器を取りいれる前の段階として、現状のダンスパフォーマンス中心の段階でのメンバーについて、今の10人の体制を維持する意思はあるのか?

A:林
議論の余地はある。ブレイクするのに必要な人材があれば考慮しなければならない。ベストでない人材であれば増減もある



どの程度をもってブレイクとするのか?

Aユニバ
難しい問題だが、あえて分かりやすい基準を設けるとすると、デイリー5位、CDセールス3万枚。これをもってメディアにアピールしていこうと考えている。また、マイレージ会員3000人以上も目標に掲げている。
A林
目標は大きく、できればディズニーランドを目指したい。老人から子供まで楽しめるものを目指している。
Aユニバ
その前段階として、今は売れるための足腰をつける。基礎体力をつける段階。パフォーマンス力を高める段階だと認識していて、それが達成されることもひとつのブレイクだと捕らえている。



メジャー発表以降のイベントの打ち方が有料のみで新規がつきにくいのではないか?
また、平日にツタヤイベントを詰め込んでレッスンの時間が不足するだろうし、現在の活動を見ると前段の話と矛盾があるように見える。

Aユニバ
現状の方法で新規が取れるとは思っていない。新規獲得に向けて今後は通りがかりの客が見れる場所でのイベントを増やしていく。UDXでのイベントは減らす方向で考えている。3月のイベントスケジュールはファジーにしていて、いい場所があれば移れるように考えている。
パフォーマンス力の向上については今後努力を続けていく。
A:林
石丸での無料イベントがなくなったのは、決して無料イベントを打たないという判断があったのではない。3末で石丸が閉まるので4月発売のイベントが打てないという理由がある。



メンバーは今の10人で固定してほしいが、メンバーは変えずとも役割を変えることで脇役の多いメンバーが惰性で脇役に甘んじるようなことの無いようにして欲しい。
また、TV出演に関してバラエティは出て欲しくない。AKBやアイドリングと被る。ドラマなら歌でやらなかったポジションも試せるし検討して欲しい。

A林
個々の露出に関しては事務所がプラチナムなのでバラエティ方面が強いのは事実。演技力を強みにした事務所は他にありすぎる。バラエティ番組に関してTV局からオファーがあればやらないという判断はしないだろう。地上波レギュラー番組が一般への普及に効果的であるのは事実なのでいい条件のオファーがあればやりたい。バラエティをやらないという選択はできない。



3万枚のセールスは300人が100枚ずつ買うのか?3万人が1枚ずつ買うのか?話をきいていると目指すところは3万×1のように感じるが、現状のイベントの打ち方は300×100のスタイルなのではないか。

Aユニバ
現在のUDXとツタヤでのイベントは新規獲得ではなくCDの売り上げを伸ばすために行われている。
新規獲得に向けてのアクションとしては、現在行われたものとしては就航式があてはまる。今後はオープンスペースでのイベントで引き続き新規を獲得していきたい。
A林
マイレージを電子化したのでヲタのやり込み具合を把握できるので、それを活かして今後は新規アカウントを優遇するような処置も考えて行きたい。



ダンスが上手くない、つたなさというところまで含めて個性、魅力だと思うので、下手なメンバーを切るという方向で矯正を進めて、ぱすぽ☆が没個性化していくのはやめてほしい。

A林
差別化問題として考える時、比較対照として一番勢力の強いAKBを想定すると、AKBは秋元一人が作った虚像のアイドルであるのに対して、ぱすぽはみんなで作る等身大の実像としてのアイドルを提示することで差別化になると考えている。パフォーマンスの不得手な子をよしとするかどうかは、面識のあるヲタ、キャラをしってるヲタの感情移入の仕方と、TVを通してしか知らない一般層との乖離が激しいので、極端な話TV用のぱすぽと現場用のぱすぽを使い分ける可能性もなくはないと思っている。



バンド形態での活動は楽しみにしてるが、実現までにどれくらいかかることを想定しているのか?

A林
当初は現在のステップは3年を予定していたが、残り1年半では無理だろうと思う。これには予想以上に人気が出てレッスンの時間が仕事に食われる事態が発生しているなどの理由がある。現在演奏に関してはメンバー個々の自主練という形でしか行っていない。
時期に関しては明言できない。バンドをバックにぱすぽが踊る。既存バンドの曲をぱすぽが踊るというような活動も想定に入れている。



今後のハコに関して。

A林
現在2ヶ月前にキャパを倍にしたばかりであるが、まだハコが小さいという問題が解決されてないのは把握している。しかし500以上のハコは1年先まで空いてないというのが現状である。今ハコを押さえてるところとイベンターを通して交渉して空けていく作業をこれからしていく。



代々木公園や野音はどうか

Aユニバ
やりたいが空いてない。競争率がものすごく高い。イベンターを通して交渉には入っている。



3万枚の目標はいつ達成するものなのか。1stなのか2ndなのか。
2nd以降の展開はどう考えているのか。


1stで3万枚を目標にしている。それ以降のリリースプランも今はいえないが決まっている。



それにしては現状のイベントの打ち方だと新規獲得に難があるのではないのだろうか。

Aユニバ
3万枚の実績をもってメディアを通してマスに訴求していこうと考えている。



それは売れた後の話で3万枚を達成するためにどうするのかの答えになっていない。

Aユニバ
3万枚達成に向けてのプランは、UDX一回180人として一日三回しすれば最低でも500は予約取れるだろうというような形で具体的に計算をしている。



みんなどうやったら新規増えると思う?



大阪名古屋のヲタから地方公演の要望の声が届いてる。事務所も把握してるだろうけど少しでも早く発表して欲しい。また、ダンスがウリなんだからPV付きの盤もほしい。今からでも追加できないか

Aユニバ
名古屋大阪は林さんからも言われていて今ハコを探してる。名古屋と大阪の両方できるかどうかまではわからない。
PVについては参考にしたい。だが今回の少女飛行につけるのきびしい



タイアップについてどう考えているのか?

Aユニバ
少女飛行のタイアップを、アニメも含め検討している。



マイレージについてスパガなどもポイント制を取り入れているので、独自のありかたを出さないと二番煎じと思われる。

A林
常にオリジナリティは追求したい。今後もウリのひとつとしてマイレージは押してきたい。



旧ブログで林さんが言っていた「メジャーとインディーズのいいところ、悪いところ」について現状が逆をついているように感じる。ユニバとプチナムで見解に食い違いは無いのか。具体的には「安易な複数枚特典について」「レコード会社内での優先順位が高くないとメジャーに出る意味がない」などの問題について。ユニバは売れてからでなく最初の段階で会社をあげてぱすぽ☆をプロモーションする気はあるのか?

A林
メジャーという選択肢を選んだ以上、目標の3万枚は絶対に達成する。達成しないと後がないと思っている。そのために数字を優先して複数枚買わせる、ヲタに負担を強いているのは事実。不満はあるかと思うが、数字を優先しているのは事実。
Aユニバ
売れてからでないとプロモーションしないということは断じてない。ユニバーサルJの今年のキラーコンテンツとして、一番の有力株としてぱすぽを捕らえている。しかしCDの市場規模自体が縮小して予算の全体が縮小してる関係で、現状UDXの会場費をヲタに負担してもらってる形になっている。



雑誌記事で5月にアメリカツアーとあったが、それより先にやることあるのではないのか?

Aユニバ
ワールドツアーはやるぞといったが、アメリカに行くというのはメディアが曲解して書いてるだけ。海外には行きたいと思ってる。誤解が広まって結果的に嘘をついたと思われたくないので、行きたいとは思っている。現段階で具体的なプランはないが、一番近いアメリカというとどこか分かると思う。
A林
海外でやりたくはあるが、時期が大事。早すぎても意味がないと思ってる。



地方空港を巡るツアーなどはどうか?

A林
バスツアー、リアルフライトなどは検討している。



マイレージを電子化して以降、平日のツタヤイベでマイルがつかない、マイルのつく無銭イベもないなど、無銭ヲタは切り捨てる方針に見えるのが残念。全部電子化する必要はなかったのでは?参加の記念としてマテリアルで何かが残るのはうれしかった。

A林
メジャー発表以降有料イベばかりだったのでそう思われるのもしょうがないが、マイルの有無について有料か無料かを基準にしているわけではない。電子化に伴って専用スタッフを置かなければいけないのがネックになっているのでツタヤでは行っていない。
新しいスタンプ帳はつくるつもりでいる。ただそれはポイントでなく記念として。今は旧マイレージから電子マイレージへの移行期だからしばらく待って欲しい。



少女飛行が個人版と通常版で合計11種類あるが、ジャケットだけ違って中身は同じなのか?同じだった場合結局仕入れてもらうのは通常版だけになって意味の薄いものになってしまわないか?

Aユニバ
ジャケット以外の中身は全部同じ。地方の小さい店は通常版しか仕入れてくれないというのは実際にそうだと思う。ユニバのサイトで通販では11種類そろえて対応する。



「グループアイドル進化論」の中のFKDの発言で「メジャーで売るには変えなければいけないところがある」というのがあった。1stの楽曲については今までのスタイルを踏襲した形になっていてうれしいが、今後ぱすぽの楽曲はどうなるのか?ももクロを追う様な楽曲になったら残念だと思う。

Aユニバ
今後もロックのスタイルを踏襲する。だが未来永劫変わらないかというとそれはわからない。常にベストの形を探していきたい。



レリゴーのときのように変わるにしてもヲタの意見を取り入れて欲しい。

A林
パッセンの意見もそうだが売り上げの実数も重要な判断基準としてとらえるつもり。変化を怖がる。変えたくないという思いはあるが、試せるものは試して行こうと思う。その過程で賛否両論出ることが宣伝にもなると思ってる。新しいことには常にチャレンジしていく。
Aユニバ
福田個人が何を思っているかは知らないがプロジェクトとしてはぱすぽ☆をAKBにしたいわけでもももクロにしたいわけでもない。今はロックという選択が正しいと思っている。



新規開拓に意見が多く出ていたが、新規は多く来ている。だがその分古参が消えた。直近の問題として古参をつなぎとめることが重要なのではないか。また、今この会場を見ても分かるがピンチケが少ない。飽きやすいピンチケをつなぎとめることも重要だと思う。

A林
古参の離脱については把握して懸念している。
逆に実態に近いヲタ側から意見を聞きたい。


自分達の役割はもう終わったという意見をよく聞く。メジャーに行ったという時点で距離感が変わった。何かしらのサービスがあったら抜けなかったというわけではない。

A林
現状ピンチケが来てないのはメジャー発表以降有料イベが続いたからで飽きられたとは判断してない。有料か無料かの差であると認識している。今後の無銭のイベでピンチケが少なかった場合あらためて問題として向き合うつもりでいる。学生層に響く改善点などがあれば今後も意見をききたい。



過去のテッシュ配りのようなゲリラ企画、飛び込み営業なども検討して欲しい。

A林
アキバは歩行者天国が廃止された関係で無理だがゲリラ企画自体は今後も検討したい。無くはない。



ロック路線を尊重したいという言及はあったがダンスについてはどうなのか?

Aユニバ
ダンスもそうだがCA風のコスチュームも含めて強みとして認識している。
A林
曲を書いてる作家が今まで3人しかいないが、新しい人にもいいものがあれば試していきたい。色々な人に声をかけていいものはすい上げるつもりでいる。振り付けも同じで竹中先生以外でも試してみたいと思っている。今の路線を踏襲しつつ、よりよいものを追求していきたい。



バンドという形態を目指すとダンスは犠牲にされるが、最終的にバンド形態になって踊らないグループになるということだと、現状ダンスに魅力を感じてるファン層は切ることになるのか?

A林
踊らないということではない。アイドルはオケに合わせて歌って踊るのが当たり前という認識の中で、楽器演奏も含めたパフォーマンスを提供することを考えている。バンドになったら踊らないというわけではなく、踊るメンバーと楽器を弾くメンバーがいてもいいし最終的にどうなるかは柔軟に判断したい。



ユニバと林さんの関係は対等なのか?

A林
対等だと思っている。今後実績を積んで比率を上げて行きたいと考えている(会場から拍手がわく)



複数枚買いを奨励していて、実際ヲタは何十枚も既に買っているので、複数枚買いの意味があるような何がしかのオマケが欲しい。また、マイレージの新規アカウント開拓についてQRコードを使ってみてはどうか。

Aユニバ
QRコードについてはすぐに対応する。
ジャケット、特典については入稿が終わってるので今回の少女飛行に間に合わせるの無理だが、次回にいかしたい。



竹中先生は切らないで欲しい。(会場から大きな拍手)

A林
絶対それはない。色々な人に頼むことはあるが、竹中先生に頼まなくなるということはない。
(会場から今日一番の拍手)