100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

心臓を捧げよ


焼鳥を食べた。
最近、新橋の鳥九という焼鳥屋さんによく行く。予約を受け付けてないので入るのが少しハードル高いが、ここのサビ焼きを初めて食べた時は素直に感動した。今日はコースに追加でハツを頼んだ。どんな動物でも心臓は美味しい。常々思うのだが、雌雄の心臓の食べ比べがしてみたい。ウニや牛の肝臓の味に雄雌で差が出るのは知っているが、心臓についてどうなのかは未確認だ。やはり雌の方が美味しいのだろうか。ちなみに性別より年齢の方がダイレクトに味に差が出る。規制前までは成牛と仔牛のレバ刺しを食べ比べることを年中行事にしていたので、あの味が恋しい。ちなみに仔牛の方が甘みがあって好みだ。
最近見た「進撃の巨人」という漫画原作の映画に「心臓を捧げよ」という号令が出てくるが、生贄と言えばやはり処女と相場が決まっている。若い女の心臓はさぞ美味しかろうが、生贄の相場が処女と決まっているのは美食的な判断基準からではない。「処女」とはもともと「嫁に行かずに実家でゴロゴロしてる無職の女」現代風に言い換えると「女ニート」という意味だったそうだ。生贄に処女が選ばれる理由くらいは宗教的な理由であって欲しい気持ちもあるが「生活」とは斯様にも強固で、いつもいかんともしがたく我々の前に立ちふさがるものである。