100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

2016/1/10 Stereo Tokyoインストアイベント@HMVレコードショップ


みなさんお久しぶりです。耳ミンスです。今日はStereo Tokyo のインストアライブに行ってきました。
みなさん、Stereo Tokyoの事はご存知ですか?Stereo Tokyoは今アイドルヲタクの間で噂のEDMアイドル5人組です。
EDMというのは、読んで字のごとくED(勃起不全)のM(マゾヒスト)の事で、要は5人の可愛い女の子たちが、失意のどん底で(アイヲタには色々辛いことがあるんです…)愚息も消沈気味なかわいそうなヲタクたちをアゲ↑アゲ↑にしてくれるアイドル…という事ではなく、エレクトロダンスミュージックに乗せて美少女たちが歌い踊るというコンセプトのアイドルです。EDMがどんな音楽かというと、末期資本主義を体現したようなウルトラ刹那的、スーパー軽薄、アルティメット快楽主義的なダンスミュージックの事で、要はバスドラがズンズン鳴ってブリープがブッキブキに響く打ち込みのダンスミュージックが鳴り響くフロアで、自分の年齢の半分くらいの女の子に扇動されて数十人のヲタク達が踊ったり、飛び跳ねたり、白痴のように声を上げたり、時には相撲を取ったりするという、最新型のサバトのうようなものなんですが、とにかくそういう修羅の宴に行ってきたわけです。

白状しますと、わたくし最近はもうこのStereo Tokyoにハマりにハマりきってしまい、寝ても覚めても考えるのはパーティの事ばかり。意識があるうちは常に前回のパーティの記憶を反芻するか、次のパーティの期待に胸ふくらますか、椎名彩花さん(←可愛い)の美貌に胸ときめかせるか、椎名彩花さん(←可愛い)の艶っぽい流し目にうっとりするか、たまに西園寺で爆笑するかのいずれかの状態でして、完全に中毒状態。Stereo Addicted なわけですよ。

そんなわけですっかりステレオ中毒な俺は、血中彩花濃度が下がって禁断症状で電車の中で突然「パー!ティー!ピー!ポー!」などと叫ばないようにするために、今日もStereo Tokyo のライブに行ってきたわけなですが、もうね。最高でしたね。Stereo Tokyo が最高だっていうのは分かっている事なんですけど、来年あたり広辞苑の「最高」の説明が「Stereo Tokyo のこと」に修正される事を確信する程度には分かっている事なんですけど、その予想を超えて最高でしたね。

しかも今日は宇田川のHMVレコードショップ(旧DMR)でのインストアイベントで、うれしい2部構成。つまり最高がいつもの2倍。いつも楽しすぎて成人用おむつの限界ギリギリまで失禁(医学用語でこれを「ウレション」と言います)してしまうStereo Tokyo のライブが日に二度も味わえる、多い日も安心と思いきや限界突破な一日だったわけです。さらに1部では去年の年末にタイバンしたMAGiC BOYZがもフロアで一緒に盛り上がってくれたりと楽しいアクシデントもありました。マジボはちょうどポスターの撮影で来店して帰り際に観覧してくれていたようで、目ざとくそれを見つけたヲタクがパーティに巻き込んでみんなでブチ上がって大変に楽しかったです。そういうわけでそんな今日のパーティのダイジェスト。
 

0.SIX SAME FACES〜今夜は最高!!!!!!
入りの曲はおそ松さんのEDテーマ!
アニヲタの岸森ちはなさんの選曲ですね!岸森さんは規格外の超絶美少女なのですが、おそ松さんに興奮して毎夜鼻血が止まらない残念な一面もあるようで(独自調べ)好感度もアゲ↑アゲ↑です!ちなみに「ちはな」「鼻血」「輝き放ち」で踏めるのでアイヲタラッパーの皆さんは使ってください。
 

1.PARTY GOES ON
来た!PARTY GOES ON!大好きな曲!この曲はドロップ(いわゆるサビとかフックとかそういうとこ)でヲタクが「パー!ティー!ピー!ポー!」を連呼するのですが、これが最強にブチ上がりますね!まず基本的に半濁音には人間の頭を悪くする効果がある(独自調べ)のですが、この「パー!ティー!ピー!ポー!」は正に魔法の呪文。何せパーでピーでポーですからね。かなりバカになれます。一回「パー!ティー!ピー!ポー!」というたびに偏差値が3ずつ下がるので受験生は注意です。
 

2.Sidechain Love
来た!可愛い曲来た!この曲は可愛い感じのメロにEDM用語を散りばめた歌詞を乗せた甘い曲と思わせておきながら、ドロップでいきなりガラリとマッシブなビートに変わる変化球的な曲。ここのドロップで激烈にカッコイイダンスを決める蝶ネクタイのオサレなヲタクを見かけましたが、ヲタク業界はキモイ方が偉いと長らく教わってきたので全然羨ましくないです(飛び出た腹をさすりながら)
 

3.曲名不明
新曲でまだ音源ないから俺みたいなザコヲタには曲名分からん!なんか!ロック調のヤツ!Sidechain Loveと対をなす感じでAC/DCの引用とかLet It BeとかWalk This Wayとかロック関係のワードを散りばめた曲です!曲もカッコよくてブチ上がるんですが、嬉しかったのが、この曲でこれまで逆サイドにいた椎名彩花さんが俺のために目の前まで来てエアギターを披露してくれました!!え!何でわざわざ!?俺のために!?反対方向だったのに!?そういぶかしむ俺でしたが、ふと、気づいてしましました。なんという事でしょう。一心不乱にエアギターを掻き鳴らす椎名彩花さんのその左手が押さえているのはDmM7のコード!!そう、これはつまり… Daisuki Mimisan 7。「大好き!耳さん!結婚式は7月がいいな!」というメッセージに他なりません!何という事でしょう!両思いだったんですね!俺も椎名彩花さんの事が大好きです!ジューンブライドをちょっとずらして費用を節約する気遣いに泣いた!
 
 
4.Electron
そしてそこから繋ぐElectron!Stereo Tokyoは毎回MCなしの全曲つなぎでひたすら踊り続けるスタイルで、どの曲も一番盛り上がるサビが歌なしでひたすら踊りまくるという、良くあるダンスミュージックの音色やメロディみたいな質感の部分だけで借りた歌謡曲と違って、コード進行でメロディ繋いでくんじゃなくてワンモードでぐるぐる回すダンスミュージック構造をそのまま採用したガチンコフロアユースを目指したスタイルなんですが、中でもこの曲は我を忘れて盛り上がれる1曲です。特にドロップでゆりなと岸森さんが力強くヲタクどもを煽るとこが最高。あと「♪いくつもの〜」の部分はなんだか振りが盆踊り感があって(失礼)いつも西園寺を見て心の中で「エレクトロン音頭…」と思ってしまう事をここに懺悔します。(握りで西園寺に「西園寺が一番オモシロいよ!」って褒めたら「えぇ…未沙、芸人じゃないんだけどな…」と割とマジヘコミさせてしまって反省。西園寺ごめん!) 

 
5.Inspire
そして鋭くカットインするInspire!ダダダダダッダダ!ダダダダー!
ここは!ゆりなが!超絶にカッコイイ!!!!この最年少!!これで中1ってマジ!?(握りで「カッコよすぎて小学生だなんて信じられない!」って言ったら「中学生だよ!」って怒られた!ゆりなごめん!)
 

6.NEMURENAI
来た!名曲来た!切ないメロを激しいビートに乗せた俺の大好きな感じの曲!!
これはStereo Tokyoを初めて見た時からぼんやり思ってる事なんですが、10代後半の頃ずっと憧れて夢想してた、今や伝説になったパラダイスガラージとかチャーチとかウェアハウスとかのシカゴやNYのゲイ専用ディスコの高揚感ってきっとこんな感じだったんじゃないかなって思うんですよね。今よりもずっとずっとずっとゲイに対する差別と弾圧のキツかった(なにしろ同性愛は違法だった)時代に、ゲイたちが作り出したユートピア。ヒップホップみたいな弾圧に対してアゲインストしていく音楽と真逆に、兎に角つらい現実からひと時でも逃避する、逃避することに腹をくくったからこそ到達できる刹那的な快楽、哀しさと表裏一体の高揚感、そう言ったゲイディスコミュージックに通底する、悲しくもまばゆい輝き。「最高に楽しい」「永遠に踊り続けたい」っていう強烈な欲求や快楽で、頭の隅にある「いつかこの最高の瞬間は終わる」っていう不安を毎秒上書きし続ける時にだけ発生するあの切なくて兎に角アッパーになる、テンションがブチ壊れて泣きながら大笑いするようなそんな最高の気分にしてくれる曲です。

 
7.Anthem
アンセム来た!!!!一番いい曲!!
そしてマジボがヲタに担がれてフロアに登場!!
マスターオブセレモニーちはなのギリギリ日本語の体をなすかどうかの「ブチ上がれぇ!!」の雄たけびで強制的に限界までブチ上がる!!
大きな音に体ごと鼓膜を揺らされて、大きな声で叫んで、汗だくでダンスするっていう極めて原始的な快楽に溺れたいヲタクはみんな早くStereo Tokyoの現場に来るべき!!

 
8.Buddhist Bounce
最後は新曲のコレで締め!4度(ファ)と7度(シ)と半音全部を使わない邦楽(もともとの意味の方)の独特の音階で、正にMTSURI SESSION!って感じでZAZEN BOYZとタイバンするのにぴったりですね!繰り返される踊念仏!!蘇るダンス衝動!Stereo Tokyoの曲は基本的に全曲そうなんだけど、この曲は特に歌詞に意味がなくって良い!音楽だけで十分に豊かなんだから言葉は邪魔!って坂本龍一が昔言ってたよ!


そういう感じで、今日もStereo Tokyoは最高でした!