100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

2016/1/31 Stereo Tokyoインストアイベント@タワーレコード新宿


先週の日曜は昼からタワレコ新宿店に行きました。ホラ、俺って音楽好きじゃないですか。ノーミュージックノーライフじゃないですか。だからちょっと時間できたら貪欲に新しい音楽との出会いを求めちゃうわけですよ。何せ中学生の頃は新小岩のKING OF DIGGINの異名を取ったくらいだしね。まぁ今やDIGるのはアイドルの個人情報なんだけど。細かいことはいいんだよ。

そんな感じで兎に角タワレコ行って、そんで店内物色するじゃないですか。したら視聴機どれも並んでるし、なんとなくDVDコーナーとか行って、綾瀬はるか主演の「おっぱいバレー」のDVDが投げ売られてんの見るじゃないですか。したら「この企画考えたヤツはバカだよ。結局綾瀬はるかのおっぱい見せれないのに何でこんな企画考えたかね。そりゃ不評だよ。ヤレヤレ」みたいな事考えるじゃないですか。そんで、小さいころから「文句言うなら対案もセットで提示しろ」って教育されてるもんだから「『勝ったら先生のおちんちんみせてくれるんだよね!』って女子高生が騒ぐ「おちんちんサッカー」ってお話ならアイドルは裸にならなくていいし見てるヲタクも完全に幸せになれるパーフェクト企画なんじゃね?」とか思いついて脳内企画会議で自分相手にプレゼンするじゃないですか。そんでプレゼンに集中しすぎるがあまり、無意識に「勝ったら先生のおちんちんみせてくれるんだよね」って台詞が口から出てて、横通り過ぎたアルバイトの女の子が泣きそうな顔になるの見てふと我に返るじゃないですか。ここまでが大たいセット。毎週のお約束ですよ。

そんな感じでいつも通り店内を冷やかしてたんですけど、今日はなんかお店の一角が隔離スペースになってて、そこに人だかりができてるんですよ。そんで、なんだろな?って気になって見てみたら、什器で囲われた正方形のスペースにヲタクがびっしり詰まってんの。端から、メガネ、デブ、メガネデブ、メガネ、メガネ、デブ、デブ、カメラデブみたいな感じで、なんだか非モテ専用のアウシュビッツみたいな感じになってるんですよ。唖然としながら、しばらく同じ種類のヲタクを4個繋げたらぷよぷよみたいに消えるパズルゲームの企画を考えながらボーっとそれ見てたんですけど、したら突然EXILEの曲が流れ始めんの。EXILEって確か和訳すると「流刑」って意味だったよな。やはりこれはアウシュビッツ的な何かなんだな。と一人で納得してたら、舞台の奥から見たこともないような5人の美少女が登場!なるほど!!この人たちは非モテアウシュビッツに慰問に来たアイドルさんなんですね!…って、はい。しつこいですね。くだらない茶番はくれくらいにしましょう。以下ダイジェスト。
 
 
1.Buddist Bounce
うお!1曲目からBuddist Bounce!今までにない展開!っていうか!音!割れすぎ!そして虚を突かれた開幕にキョドったのかフロアもなんだか乗り切れてない感じ!
ちなみに今日はエンヤラヤの所で特定ヲタフィーチャー型のガヤが入ってたんですが、いやぁヲタクの世界って怖いですね。正直言ってこのガヤはあんまりウケて無かくて、エンヤラヤのパートが来るたびに会場から負のバイブスがヒシヒシと感じ取れたんですが、あのガヤで不快になった人の怒りの矛先ってガヤってるヲタでなく、ネタにされたヲタに向かいますからね。くわばらくわばら。これが仁義なきガチ恋戦争なんでしょうか。彩花ちゃん、世界は悲しみで出来ているよ…
 

2.Movement
うわぁレア曲だぁ!…ってうれしくないよ!なにこのPA!ビリビリに音割れしてて聞いててキツイ!しかしそんな最悪の環境でも健気にパフォーマンスするステージの5人。踊るゆりなはこんな最悪な環境でもやっぱり最高に輝いている。この、アイドルのキラキラした感じって何なんでしょう?なんて尊いんでしょう。ゆりなが、菜々子が、彩花ちゃんが、岸森が、西園寺が、ステージの上のみんながキラキラ輝いているからこそ、フロアがキモさ全開ではしゃげる。世界の「可愛い」と「キモイ」のバランスを取るために、アイドルが可愛ければ可愛いほどヲタクはキモさを先鋭化させる。さっきはフロアのヲタクをデブだメガネだ言ったけど、もちろん俺も御多分に漏れずキモデブメガネですよ。類は友を呼ぶじゃないけどさ、踊りながら、ふと気付けば俺の周りはデブばかり、みんなデブ仲間、英語で言うとカロリーメイトだ。Stereo Tokyo & The カロリーメイツ。背脂が溶けるほど恋してる。
 

3.Electron
まじこの音割れ勘弁してくれ。あと、全体的にヲタクのノリも大人しかったっていうか空振ってたっていうか。なんか今日は全体的にバットは振るんだけどボールに当たらない感があった。
 

4.Search on G
Stereo Tokyoって良きにつけ悪しきにつけヲタクが目立つ現場だと思うんだけど、やっぱステージで起こってる事が一番大事なんだよ。いつもあまりにも楽しすぎてそこを見誤るっていうか、現場の楽しさがヲタの出来にかかってるみたいな変な錯覚にとらわれる事があるんだけど、やっぱ違うんだよな。ステージの5人が最高のパフォーマンスをしてくれるから、その上でヲタクが遊べてるだけで、確かにヲタの貢献はあるけど、それって100点を120点にする事は出来ても、80点を100点にすることはできないタイプの追加点なんじゃないかな。みたいなことを「教えて〜欲し〜いよ♪」に合わせてのけぞりながら考えてました。
 

5.NEXT
え!?マジで!?ホントに今日これで終わりですか!!??曲終わって「以上私たちStereo Tokyoでした!」って締めの挨拶聞いた瞬間、まわり全員ドヨめいたぞ。おまいつのみなさんは「ヤバイ!今からでも什器壊して強制終了されたことにしなきゃ!」と謎の義務感にかられてたし、多分今日のしょっぱさは俺だけの個人的感想じゃないはず。そんで特典会の時にちょっと聞いてみたんすよ。椎名彩花さんに。本来こんな事、演者に直接言うような事じゃないんだけど、さすがに今日は触れないと逆に不自然だし。「今日、曲数も少ないし、マイク入ってないのとかフロアに降りてこなかったのとか、やっぱ先週の渋谷の件、関係ある?」って感じで。それに対する椎名彩花さんの返答は
「…………察して!」
でした!ハイ!大本営発表がありました!察します!

そういう訳で、長くやってりゃ、こんな日もある!