100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

こんばんわ。椎名彩花です。


このあいだ突然、やかんの取っ手がとれた。びっくりした。やかんは落下して、熱湯がキッチンに降り注いだ。やかんの取っ手は、ときどきとれる。やかんはおとなしい顔をしてるけどキレたらやばいやつだという事が分かりました。気をつけたほうがいい。本を読みながらコーヒーが飲みたくなった私のために、夜中の三時に突然働かされたことが気に障ったのだろうか。おとなしくエナジードリンクでも飲んでろというんだろうか。私はやかんの言い分にも一理あると思います。エナジードリンクにもカフェインがたくさん入っているからね。ふふふ。あつかったな。
 
今読んでるのは、ウィリアム・バロウズという人が書いた「裸のランチ」という小説。薬物中毒者の悪夢的な妄想が断片的につぎはぎされたお話で、はっきり言って意味不明。なんでこんな本を読んでいるかと言うと、何よりもまっ黄色の装丁がとてもカッコいいし、インターネットでこの小説はアメリカで一番「万引き」される本だって紹介されていて、え?何?っていうかそんなランキングあるの?と興味を引かれたのが大きい。あと、アイドルだった頃、ファンにちょっと猟奇的な小説を読んだ話をしたら「暗くて絶望的になるお話は若くて心が耐えられるうちに見ておいたほうがいい。年をとってくると暗い物語が耐えられなくなって楽しい話、幸福な話しか見たくなくなってくるからね」と言われたのを、この本を手に取った時にふと思い出して、それが最後のひと押しになったからです。万引きはしていません。ちゃんとお金を出して買いました。読んでいるとすぐに眠たくなるのでとても便利です。つらい事があった日などは特に助かっています。副作用もありません。