100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

POP SONG 2 U

先週末はトマパイ主催のPS2Uに遊びに行ってきました。
PS2Uは毎回素晴らしいブッキングですが今回は住所不定無職とRhymeberryにレジデントのトマパイというマチガイ無さ過ぎるラインナップで、最近ぐっと出不精になった俺も流石に回避できないと重い腰を上げた次第であります。

住所不定無職は3年くらい前に初めて見てからちょこちょこ現場に行ってたんですが、去年の下北沢インディファンクラブ以来見てなかったので1年半ぶりくらいの現場です。昔は下手だ下手だと自嘲していた(というか開き直っていた)ボーカル兼ドラム、ギターの演奏がだいぶ上手くなっていたのと、ギターの脚が細くなっていたこと、ベースの顔色が良くなっていたことが印象的でした。相変わらず楽しかったです。

そして我らがRhymeberryですが、持ち曲全部やる出し惜しみしない素晴らしいステージでフロアも大盛り上がりでした。
昔ジャンプに連載していた某有名バスケットボールマンガに「チンポが壊れるんじゃないかというほど激しくシゴくのをスラムオナニーっていうの」という台詞(うろ覚えです。間違ってたらごめんなさい)がありますが、今日のRhymeberrySquadの盛り上がり方は正にスラムケチャ、スラム推しジャンプ、スラム民族大移動と言っていいレベルで、大変楽しかったです。これから人気もうなぎ上りでしょうから、TIF前にこうして現場で見ることが出来て良かったです。

そして最後のトマパイは、一言でいうと、WADAちゃんが可愛かったです。WADAちゃんが可愛くて、可愛すぎて、びっくりして、「あぁ!かわいい!かわいい!かわいい!WADAちゃんかわいい!」と前後不覚になっているうちに、段々不安になって、そして最終的にはキモチよくなりました。
俺はたまに「宇宙のカワイイの総量は一定である」という、妄想というか強迫観念というかなんだか自分でもよく分からないものに取り付かれることがあります。意味不明だと思うんだけど、要は、カワイイ女の子がさらにカワイくなるにつれ我々キモヲタはさらにキモくなるという事で、フロアのキモさが増えるとそれに比例してアイドルはさらにカワイくなり、キモヲタがさらにキモくなるという無限地獄。なんだか楳図かずお的な世界観。とんだ夏のキモだめしです。
キモヲタは推しのアイドルがさらにカワイくなるため、世界に「カワイイ」の余剰を作るために、自らのキモさの先鋭化をどんどん押し進め、内臓脂肪は際限なく貯まり、貯金はどんどん磨り減っていく。俺はトマパイのヲタでなくてよかった。もし自分がこんなにカワイイWADAちゃんのヲタになったらと思うと、恐ろしくてしかたがありません。

…もし俺がWADAちゃんのヲタだったら、今頃きっと、揺れる腹肉に哀愁を漂わせながら「ブ、ブヒィ、WADAちゃん、今日も背脂が溶けるくらい美しいブヒィ」と鼻息を荒げていたことでしょう。そしてライブ後は地元の寂れたラーメン屋で一人さみしく反省会。無口なラーメン屋のオヤジを相手に酔っ払って管をまくのです。

「…俺は、俺はアイドルが好きだ…でも、俺はアイドルが怖い、アイドルに殺される… 最近はアイドルが夢に出てくる。WADAちゃんに膝枕をされながら、YUIちゃんに酷い言葉でなじられる。それでWADAちゃんが頭をなでなでして慰めてくれるんだけど、喜んだ俺の顔を見て嗜虐心を刺激されたYUIちゃんが、俺にオナニーしてみろと命令する。HINAちゃんはずっと横でカルテを取っている。そんな夢を見て目が覚めると、一分もしないうちにその夢をネタにオナニーをしてしまう。もう、ダメだ。このままだと俺は夢に食い殺されていまう」俺は曇った眼鏡を拭いてオヤジを見つめます。オヤジはしっかりと俺の目を見つめて言います。

「これ以上、替え玉をするな」

俺は、トマパイのヲタじゃなくて本当に良かったです。

今日の結論:WADAちゃんかわいいな。