100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

2016/3/27 HPB Chihana@渋谷CIRCUS tokyo


先日、電車の中でお前それはいくらなんでも漏らしすぎだろって勢いで音漏れしてる女子高生(乙葉に似てる)がいたので、隣にいた俺が車内の負のバイブスを代弁する形で「すみません。音漏れしてますよ?」って指摘したら、その女子高生のレスが片耳だけイヤフォン外して一言「ウケる!」。おい!いくら俺の顔面が面白いからって、ちょっとそれは失礼だろ!最近の若い子はごめんなさいのひとつまともに言えないのか?この子はどんな教育を受け、どんなパンティを履いているのか?親のパンティも見てみたい。こんばんわ。日本の未来を憂う憂国の士、耳ミンス(外人)です。俺は礼儀正しい女の子が好きなんだよ!野生の女の子はもう少しアイドルを見習え!というわけ(?)で、今日は色々な意味で待ちに待った岸森ちはな生誕!以下ダイジェスト!

 
1.PARTY GOES ON
今日は我らがちぃちゃん!岸森ちはなa.k.a.DJキリモリの記念すべき17歳の生誕パーティー!という訳で色々とスペシャルな一日!みんなのお祝いの気持ちに応えるべくオープニングアクトとアフターパーティでちぃちゃんがDJでフロアを温めてくれたんですが、1部のオープニングがアイドルセット、2部の頭がEDMセットで、始まる前からヲタクのテンションも最高潮!先週のロフトで菜々子がオープニングDJやったときもそうだったんだけど、EDMアンセム連打からのAORI(いつもの出囃子)は鉄板でヲタクがブチ上がるので今後も多用していただいてよろしいんじゃないでしょうか!今日はそれにしてもブチ上がりすぎて1曲目のPARTY GOES ON からヲタクが感極まって言葉にならない叫び声を上げ続けるわシャボン玉飛ばしまくるわで大変でしたね。具体的には前はドロップで「パー!ティー!ピー!ポー!」って叫んでたはずなんですが、今じゃ偏差値が下がりすぎて言葉がしゃべれなくなったのか「ダー!ー!ー!ーッ!」「ヴァー!ー!ー!ッ!」ってみんな幼児帰りした痴呆老人みたいになってて「アイドル遊びは国を亡ぼすな」と背筋が凍る思いでした。
 

2.Electron
今日は1部がフロア真ん中で騒いで、2部は最前はりついて見てたんですが、間近で見てつくづく思うのはホント岸森ちはなって生き物は頭のてっぺんから指先までくまなく可愛いなって事で、特に近くで見てるとその長く細い指のきれいなこときれいなこと。Electronの「いくつもの世界が」のとことかそのきれいな指の動きに見とれちゃいます。ヲタクと岸森が分類学上同じ扱いなのが納得できない。岸森ちはなは生きている奇跡ですね。うぅ…キシモリン…生まれてきてくれてありがとう…
 

3.NEMURENAI
NEMURENAIのは深夜にやってるアニメのせいとかじゃないです。運営の茶番が原因です。…って、いやぁこれはホントはカッコ悪いんで言いたくないんですけど、例の「大切なお知らせ」の件で、ここ数日安らかにNEMURENAI毎日だったわけですよ。そりゃ9割フェイクだって分かってますよ。ただヲタクとしては1割でもなんかあったら気が気でないわけですよ。だから正直なところ、発表があってからずっとStereo Tokyoの事考えないように考えないようにって努めてて、今日も始まるまでは「どんなテンションでライブ見ればいいんだ…」と気もそぞろだったんですけど、まぁ始まってみればそんなん杞憂でしかなくて、5人の気合の入ったステージングでパーティを楽しむ以外の思考が全部吹っ飛んでしまったわけです。モヤモヤした感情をダンス衝動で塗りつぶすっていうと、前もここに書いたんですけど、俺はシカゴハウス黎明期のゲイディスコに強い憧れがあって、当時チャーチやウェアハウスを満たしていた、ゲイたちの悲しい感情や辛い現実を全て塗りつぶすような強烈なダンス衝動、その刹那的な輝きの一端が図らずもこの日体験できたような気がしました。…って!やだやだ!折角のキリモリ生誕に俺は何を湿っぽい話をして浸っているんでしょうか!これも全部NEMURENAIが名曲すぎるのがいけないんです!
 

4.Trap in the Life
んでもって次がTrap!誰かこれビートジャックしてラップのせてよ!っていうか!アルバム作る時、特典でこの曲の西園寺のSmooth Rapバージョン入れて欲しい!
というのも、2部のアフターパーティ終わりで西園寺のスマホで記念写真撮ったんですが、そのスマホケースが何故か拳銃の形!しかもどよめくヲタに「バンバンバン♪はい、今撃たれた人は座ってくだ西園寺〜」と10段階評価で985億点のパーフェクトな応対を見せる西園寺!!いや、もう感服いたしました。Trapなんてサグいビートを乗りこなせるのはStereo Tokyoで西園寺パイセンだけっす!Trapはジャンルの特徴として典型的なHIP-HOPのトラックよりもビートがゆったりめで、倍テンで畳み込むようにラップするもよしグルーヴィーに決めるもよしとビートの解釈に幅があって乗りこなす人間の腕の見せ所が多いんで凡人には敷居高いんだけど、西園寺パイセンなら余裕っす!マジリスペクトっす!!
 

5.Party People
キタ!アホなやつキタ!この曲はドミナントモーションが解決されるとこに合わせて腕を両脇のとこで引いて力貯めるみたいなポーズになるのが解決感バシバシで超気持ちいい!!あとゆりなのアウトロのダンスがやっぱり最高。
 

6-7.ROCK IN STEREO−Serch on G
ここのつなぎスゴイ気持ちよかった!菜々子!カッコイイ!始まる前は今日はできるだけ岸森を目に焼き付けようと思ってたんですけど、流石にSerch on Gばかりは椎名彩花さんに視線釘付けでした!キラキラ光るシャボン玉の中で踊る椎名彩花さん…尊い
一般的に「可愛い」じゃなくて「美人」って形容される場合、どことなく無機質というか冷淡というか悪く言うとスカしたような印象があると思うんですけど、椎名彩花さんは「ド」がつくレベルの王道的な美人の風貌なのに、スカすどころか常に満面に喜怒哀楽その他もろもろ溢れさせてて、あどけない子供みたいにニッコニコ無邪気に笑いながら踊ってると思いきや、次の瞬間には年相応のはつらつとした弾ける笑顔だったり、または小さな子をあやすみたいな慈愛に満ちた眼差しだったり、はたまた少年のようなナマイキさを溢れさせたり、時には誘うような煽情的な表情をたたえたりと、際限なく俺たちオタクを魅了し続けるわけなんですが、Serch on Gは特にそんな椎名彩花さんの色とりどりの魅力が堪能できる曲で、いつも俺はただただ見とれるばかりなのです。
 

8.MOVEMENT
バウンシーなフューチャーハウスで思わず体が動く1曲!とか知ったかかましてもいいんですが、本音はこの曲の振り向きざまジャンピング指さしが欲しくていつも「今日MOVEMENTやんないかな?」と心待ちにしてるだけのアイドルヲタクです。なんかこの曲ゆりなが恥ずかしそうにするんで、気になって接触で「ゆりなMOVEMENTんときやたら恥ずかしがってなかった?」って聞いてみたら「MOVEMENT恥ずかしい!超恥ずかしい!最近やってなかったしすごい恥ずかしい!」とやはりかなり恥ずかしい模様。…なんでだ????女の子の気持ちはむつかしぃ… 
 

9.Inspire
この曲はドロップでメンバーが二人一組で入れ替わり立ち替わりダンスするパートがあるんですが、最初の頃は推しの番になると発狂したように叫ぶ最前のヲタク(主に椎名彩花推し)を見て「なるほど。これが特殊学級と呼ばれる所以か」と唖然としたものですが、よくよく考えるとステージのアイドル全く無視してフロアにサークル作ってヲタク同士のダンスバトルに熱狂してるステージ後方の方が色々とおかしいだろう。特に今日はおまいつ連中がEDMパーティのセンセーションに習って岸森カラーの白で全身決めてるもんで、無印良品リスペクトな衣装のメンバーよりもなんか衣装っぽいナリで、これじゃどっちが演者なのかと。とにかく全方位的に楽しむ事には容赦ないヲタク達の貪欲なパーティ欲が解放される1曲です!
 

10-12.Sidechain Love‐Buddhist Bounce‐Beijing Noodle No.9
ご存知のようにStereo TokyoはいつもMCなしで頭からケツまでノンストップで踊り続けてるわけですが、なんかいつの間にかヲタもメンバーもこのスタイルに何の違和感も感じずに「いや、パーティってこういうもんでしょ?」くらいの認識になってるけど、よくよく考えたらこんなん普通のアイドル現場でありえないっていうか、アイドル云々じゃなくて、ショービジネス全体で見ても俺、他に似たような例知らないんだけど。しかもこんなハードなアドレナリンジャンキー専用パーティを仕切ってるのが、年端もいかない5人の美少女って、一体どうなってるんだ。今日も10曲目超えてここらで流石にメンバーも疲れてくるだろうに、ステージもフロアもみんな汗だくで踊りながらニッコニコしててまだまだ踊り足りないみたいなテンションで、兎に角フロアもメンバーも最高すぎる。俺、割と本気で思うんだけど、メンバーもヲタクも今このムーブメントの只中にいるからこのパーティの価値を正しく認識できてないけど、70年代のブロックパーティと同じように後から誰もが恋い焦がれて思いをはせるような特別な時間を過ごしてるんじゃないかと割と本気で思う事がある。俺が海外に住んでて「トーキョーのアンダーグラウンドで今一番熱いパーティはこんなだよ」って今Stereo Tokyoの現場で起きてる事を人から聞いたら鼻から脳ミソ漏れるくらいその現場に恋い焦がれると思うもん。
 

13.Endless Dokidoki Mode
そろそろパーティも最高潮!目を閉じて!思うのは!岸森の事だけ!な人たちが用意してくれたくす玉でちぃちゃんの17歳をお祝い!大サビではみんなで岸森お誕生日おめでとうの気持ちを込めてスマホのサーチライトをかざしながら手を振ったりと会場全体が暖かい「おめでとう感」に包まれてて、この曲のシンガロングもいつも以上の大団円感でした!それにしてもサーチライトの小技とかウルトラからすぐに輸入して現場に還元する軽薄さとフットワークの良さ、とってもはなまる! 

14−15.Anthem−NEXT
バカだ!規格外のバカだ!ライブ中に鳴り物って一番厳しく取り締まられる反則行為だと思うんですよ!俺もド地下の現場ではホイッスルとかタンバリンとか面白みゼロのアイテムで凡ヲタが会場中の顰蹙を買ってるのを何度か見たことがあるけど、今日Stereo Tokyoのヲタが持ち込んだのがなんとドラ!おもちゃみたいなヤツじゃなくって、ちゃんとオーケストラとかで使ってるような36インチくらいあるヤツ!腹かかえて笑った!!「隣の人も巻き込んでルールを変えても踊っちゃいなよ」ってそういう意味じゃないから!頭が悪すぎるぞ!!そしてバチをパスされた岸森が「ブチ上がれぇ!」の号令に合わせてドラを叩くと、それに合わせてフロアに降り注ぐ真っ白な紙吹雪!その量なんと20万枚!!そんでもってヲタが用意した誕生日ケーキは200人前!!アフターパーティの時に箱のブッカーのお姉さんが「こんなパーティ見たことない。毎週ウチでやって欲しい!!」とヲタクに名刺を渡してましたが、そりゃまぁそうだろうなぁ。ちなみにDJブースに美術室にあるようなデカい石膏像が置いてあったんで、後で「あれどうしたの?」って聞いたら「白いからって理由だけでにぎやかしに買ってきたみたい。2万」っていう嘘みたいな答えが返ってきて、その頭の悪さに心の底から畏敬の念を覚えました。何であろうとあまりに突出すると圧倒されるもんですね!

 
16.Dancing Again
そして最後は新曲!なんですが、これが何と驚き、ド直球アイドルディスコファンクで脱EDM!PPPHでフッフゥ!で大サビにラインダンス!と、これでもかというくらいにアイドルヲタクに媚びた記号満載。
そりゃ俺もある程度は訓練されたヲタクなんで推しがやってる事は余程の事が無い限り手放しで褒めそやすように調教済みですし、そもそも別にEDMが好きだからStereo Tokyoにハマったわけではないんで、こんなんEDMじゃない!みたいに憤慨する事は無いんですけど、今回の「大切なお知らせ」見る限りBiSがやってたアレやコレがどうしても頭をよぎるわけで、そうなっちゃうとこの曲の、ウェルメイドっていうよりは既製品感の強いフレーズとか、ビルドアップがドロップ前じゃなくてサビと間奏の間に置かれてるわざとらしい的外れ感とか、あまりにもアレな「ワンツーワンツー」って掛け声とかも全部皮肉に取れるわけでして。うーむ。正直素直に「曲の幅が広がったね!」みたいなコメントはし辛い。
…っていうか!こんな最高のパーティの締めにこんな歯切れの悪いコメントさせるなよ!手放しで褒めさせろ!もう新曲もマラソンもどうでもいいから!今日大事なのはたった一つだけ!!岸森ちはなさん!!お誕生日おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!