100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

こんばんは。耳ミンスです。

カブトムシ食べたアイドルを解雇するんじゃなくて、そのパフォーマンスから続けてaikoのカブトムシを歌うように指示するのがマネージメントとかプロデュースってもんだと思うのですよ。(挨拶)お久しぶりです。いい具合に時機を逸したネタでおじさん感をアピール。耳ミンスです。口から虫の脚はみ出させながらカブトムシ歌ってるアイドル、少なくともWACKよりだいぶ面白いと思うんだが。

さて、Stereo Tokyoが消滅したショックのあまり人格の同一性が乖離しちゃった耳・パラノイアミンスくんですが、今日は関係妄想を文章にして吐き出すいつもの認知療法はお休みして、久しぶりに現場の記録を残しておこうと思います。え?何の現場かって?そりゃあもちろんギュウ農フェス。我らが椎名彩花がバッカゲン、しかもコウテカファミリーとしてアイドルラップシーンに参入ともなればこれは行かざるを得ないでしょう。コウテカを抜きにしてもイベントとしてとても楽しそうで、毎月どっかしらでやってる地下アイドル雑に詰め合わせたフェスとは一線を画すイベントでしたね。この日は昼からハピくるBBQもあって余すとこなく楽しい一日でした!以下まとめ。
 
・ハピくるBBQ
その昔、友達に「とっても高価なキノコ」を手に入れたので鍋をやろうと誘われて「とっても高価なキノコ鍋パーティー」をした時、みんなで鍋をつつきながら主催者が「なんだよ!キノコとか全然大したことないじゃん!それよりこの白菜を見ろ!虹色に輝いてる!カッコEEEEEEEEE!!!」と叫びながらみんなで腹を抱えて笑い転げたというハートウォーミングな青春の1ページがあるのですが、そんな記憶からサニーさんにハピくるBBQに誘われたは良いものの「ハピくるってメンバーに『キノコ』ってこがいたはずだしなんか『パーフェクトトリッパー』って曲が代表曲なはずだけど大丈夫かな?」などと実は少し警戒していました。しかしそんな心配は全くの杞憂。青い空、美味しいお肉、気の置けない仲間、アルコホール&美少女、会場の隅っこでノートPC開いて岸森インスタライブの録画見ながらが泣き崩れてるもつさんとラインマーカー、お子様からカップルまでみんなが安心して楽しめる健全&ハッピーなイベントでしたね(一部を除く)。
それにしてもハピくるはヲタクも運営もホスピタリティに溢れてて、俺みたいにたまにフラっと遊びに来るくらいの感じでも全然アウェー感が無くて現場の空気が最高ですね。なんかはっちゃんが成長してて感動しました。あとサニーさん今日も2時間くらい遅刻してました。

 
・コウテカ・ドライ
4時過ぎくらいにはコースト着いてたんですが、ヘッズの皆さんとかステレオ遺族とかとおしゃべりしながら野生のビラ配りアイドルを冷やかしているとあっという間にコウテカの出番、メインステージ移動してギュウゾウさんと里咲りさの注意喚起を聞きながらオクタゴンスピーカーセットアップを待ってたんですが、この時のバックで流れてたのがStereoTokyoのAnthemで、なんか色んな感情が同時に浮かび上がってきて不思議な感じでした。最後ちょっとだけでしたが通常音響からオクタゴンに出力が変わってAnthemの音に合わせてみんなでたらめのステップで踊ってたらちょっとあの頃の感じを思い出しました。ギョウゾウさんに感謝。 

んでもって感傷的になるのも束の間、照明落ちたらお待ちかねのコウテカドライ!先陣切ってステージ入りしたぱちょとんぱ(名前変だよね)さんの「おまえら殺しに来たぞ!」という煽りと共にメンバーが登場!この煽りはつまり「遠い国からはるばる殺しにキタキタ指図は受けない変態無差別 Sound boy killer」って事なんでしょうか!?冒頭からオナニー三昧のヲタクのアナロジーとして人間発電所を引用するとんでもないHIP-HOP偏差値の高さ(違う)を見せつけつつ、そっからは最後まで気合の入ったステージングで素直に「カッケーな」と思える内容でした。気になるオクタゴンスピーカーの感想としては、もちろん迫力あるサウンドではあったんだけども、多分マイクの音源が通常のスピーカーから出ててトラックがオクタゴンから出力されてたみたいでラップが低音に潰されてる様に聞こえたんで、はやく通常の環境でラップ聞きたいっていうのが正直な感想ですかね。あとオクタゴンってステージの周囲を取り囲むように34個のスピーカーが配置されてるもんだから、立体的な音響とかを想像してたんだけど、位置が悪かったのか最前付近にいると平面的に聞こえて「こんな感じなんだ」と少し肩透かし食らいました。低音利き過ぎで鼓膜がかゆかった。

そんな感じであっという間の20分、嵐のように3曲(4曲?)やりきってオクタゴン鍵開けの役目をしっかり果たして颯爽とステージを後にする3人を見ながら、俺は「あぁ椎名彩花がカッコ悪くなくて良かった。義理で行くような感じにならなくて済んで良かった」と、高揚よりもある種の安堵につつまれて、みんな無心で楽しんでるフロアの中、雑念まみれな自分に少し後ろめたを感じる次第でありました。仕方ねえだろ!ヲタクも無駄に長くやってると色々あんだよ!!!!

その後の接触ではぱちょとんぱさんに「椎名彩花は君だよ!」とチェキに書かれて軽くエモまったり、隣で接触やってたBiSのヲタクが聞いてもないのに「BiSは列が長くてすみませんね〜」などと絡んできてゲッソリさせられたりと、久しぶりの地下現場を必要以上に堪能してしまい胸焼け。

 
・その他のアイドル
どのアイドルも素晴らしかったんですが、中でも飛びぬけていたのは眉村ちあき。まず声が良い。こぶしを利かせたブルージーなボーカルはジャニス・ジョプリンが健康優良児になった感じ。あとその天真爛漫さというか「産まれっぱなし」感もすごい。昼間のBBQで見たはっちゃん(小2)とどっちが上か悩むレベルで自由。雑食的に引用される古今東西のフレーズのコラージュの文脈の無さは、俺みたいに脳みそが90年代から抜け出せない文脈奴隷にはまぶしすぎて直視できないレベル。楽しい。これからちょくちょく行きたい。はやくビバ・青春・カメ・トマトとスーパーウーマンが生で聞きたい。

オオトリのCY8ERも良かったですね。StereoTokyoとコンセプトが被るところも多いCY8ERですが、初期から現場として気にかかってはいつつも、ステレオ終ったからCY8ERで遊ぶってのに「ステレオを簡単に替えが利く存在として扱ってる」みたいな謎の後ろめたさを感じて、あえて避けてた現場なんですが、椎名彩花さんのコウテカ入りでようやくこれからは素直にYunomiさんの確かな仕事ぶりを楽しめそうです。CY8ERにはStereoTokyoがやり残した分まで楽しいパーティーをブチ上げて欲しい。推しはりなはむです。

あと、ステージ見れてないんですが、カメトレの園田あいかさんは野生のアイドルがそこら中をうろつく会場内でもちょっと浮いてるくらいの顔面偏差値の高さで、ちょっとすれ違っただけで改めてその逸材ぶりに戦慄しました。あれで中身が西園寺系なのも味わい深い。

というわけで、ハピくるもギュウ農フェスも最高でした!全てのアイドルと数少ない良心のあるアイドル運営に感謝!