100年の孤独

I only sleep with people I love, which is why I have insomnia

映画を見たよ

「ニシノユキヒコの恋と冒険」を見た。
この映画は沢山のヒロインが出てくるのだけども、中でも中村ゆりかの透き通るような存在感がとても素晴らしかったです。
「透き通るような存在感」なんて使い古されすぎていて気恥ずかしくなるレトリックだけど、彼女が堤防を歩いたり、江ノ電(?)でうたた寝したり、笑ったり、驚いたり、食べたり、ただ立っているだけだったり、色々な瞬間のそのたたずまいのみずみずしさにはやっぱり「透き通る」「透明」という言葉が一番しっくりくると思います。あと阿川佐和子ね。阿川佐和子。ほんとにいい女。あと本多翼がエロくていいね。おちんちん硬くなりました。

この映画は原作も監督も女性なんだけども、やっぱりそういうのが見てて伝わってくる。野郎が作る映画は大抵の場合「悪いやつを倒す」だとか「困難なミッションをクリアする」みたいに作品の魅力を『お話の構造』に据えたものになりがちなんだけども、この映画は、お話の中のその瞬間瞬間の『質感』を楽しむ映画で、そういうところがとても女性的に感じました。なんだか成熟した感じがしてそれに比べるとやたらと「ドカーン」「バキューン」いってるやつがすごく頭の悪い感じがしてきます。うむ。成熟した大人の映画ですな。

今日は時間があったので連続で「キックアス」も見ました!ドカーン!バキューン!血がズバー!クロエ・モレッツ超かわいいし超カッコいい!
でも前作に比べると、続編な分どうしてもストーリーとか設定のエポックさで楽しむ要素は減ってるし、肝心のクロエ・モレッツ的な楽しみも、あんまよく知らない子役の女の子をどんどん好きになっていく右肩上がりの興奮みたいなもんはやっぱり最初の1回でしか味わえない特別なものなので、まぁなんというか前作が良すぎたな!

それにしてもキャリーのクロエ・モレッツは良かったね。まだ性的な趣向が固まってない男子小学生がアレ見たりしたら、ずぶ濡れで怯えた女の子に生理用品投げつけて興奮するという個性的な性癖がだいたい四人に一人くらいの割合で覚醒しちゃうくらいに素晴らしかった。でもやっぱり一番好きなクロエ・モレッツは500日のあの女の子です!ロリコンじゃないよ!バイバイ!